お客様は神様

仕事先の若い男性と昼食を共にしました。

お昼時だったので、小さな定食屋さんは満席で

注文の品がなかなかテーブルに届きません。

相方の若者は次第にイライラし始めてしまい、

店内を忙しく駆け回るウエイトレスさんに

湯飲みを振ってお茶の催促をしながら

「・・・ったく、手際が悪い店ですねぇ」

と文句を言い出しました。

「ハ~イ!!」と答えたまま

なかなかお茶を持って来ない彼女に

更に腹を立てたのでしょう、

「こういう店っていうのは

従業員教育なんてしないんでしょうね」

普通、お客様は神様だと教育されますよねぇ」と

私に腹立たしそうに言うので、

「アハハ・・・確かに、客は神様だって言うよなぁ」

と笑いながら、

「ん・・・? ということは、

今はオレたちが神様だろう?」と尋ねると

「ですよねぇ!」と、得意げに答えた若者に、

「じゃあ、オレたちゃ神様なんだから

こんなことくらい許してやろうぜ」と笑ったら、

「あ・・・・・・ハイ」と、

彼は照れくさそうに笑いました。


なにか気に入らないことがあった時は、

「神様ならどうするんだろう?」と

考えてみたらいかがでしょう?

大抵のことなら笑って許せる筈だと思う

オヤジなのでした ^ ^