約束の前倒し

せっかく、会いたかった人との約束ができて

嬉しい気分に浸っている時に限って、

急に、相手や自分の都合が悪くなってしまうことがあります。

そんな時は、当然約束の日を変更してもらうことになるんだけど、

普通なら、最初に予定していた日より、後になることが多いものです。


でも・・・できることなら

「ダメもと」でもいいから、

「予定してた日の、前日じゃダメですか?」なんて、

予定を前倒しでお願いしてみたらどうだろう?


予定を前倒しできるなんてことは、

そうそう出来る訳ではありません。

それは、もちろん分かっています。


でもね・・・オヤジなら、

相手から予定の前倒しをお願いされたら、

「ハハハ、本当に会いたいんだな。」

「オーッ! そんなに早く会いたいと思ってくれてるのか。」って、ニヤけてしまい、

無理矢理にでも前倒しを了解します。



人って・・・・そんな生き物なんですよ。

会いたい人には、「会いたい!」っていう想いを、

ちゃんと伝えよう。

間違い電話

近頃スマホの調子が悪いのか、はたまた私がボケはじめている兆候なのか?失敗の連続です。

電話を掛けようとアドレスをスクロールしていると、うっかり違う人の名前にタッチしてしまい、間違い電話をかけまくっております ^ ^;;

アッ!! しまった!! と思ってもすでに遅し、
「もしも~し」と相手の声に、「すんませ~ん・・・間違えました!!」と、
以前はひたすら謝り続けておりましたが、

ある時から方針を変更いたしました(方針なんてものでもないんですが・・・)

「間違って押しちゃったら、そのまま話をしてしまえばいいのだ!!」と、
乱暴者のオッサンは気付いてしまったのです。


間違って掛けたくせに、「ご無沙汰してま~す!! お元気ですか?
久しぶりに声が聞きたくなってねぇ!!」

などと、このオヤジの勝手な方針変更により「・・・・??」と思われてる方も、私の周りにはいらっしゃるのではないかなぁ?

ご迷惑をお掛けして申し訳ないと思いつつも、意外と滅多に電話を掛けない相手に対しては間違い電話は良い機会になり、

用事もなかったくせに長話になってしまったという、予期せぬ結果を生むこともありますので、これは良い副産物だと勝手に解釈してしまう能天気なオヤジです。

ただ・・・深夜にクライアントに電話をかけて、「声を聞きたかった」なんて言い訳はできませんけどね。

変なタイミングで私から電話があり、

「イヤー・・・声が聞きたくて掛けちゃった!!」なんてオヤジがほざいた時は

「コイツめ、間違えやがったな?」と疑いつつも、
知らないフリして世間話に付合うという、生暖かく広い心で

どうか対応下さいますよう、よろしくお願い致します。

罠にはまる

他人の態度や言動が妙に気になったり、
マナーやモラルに対してイライラしたり
怒ったりすることがありませんか?

私の知人には、精神的なことやマナーについて
とても詳しく、厳しい方が沢山いらっしゃいますし、
ひょっとしたら、私もその一人なのかもしれませんが、

「相手の立場になって、言動を慎まなければならない」

「不平不満を口にしてはならない」

「陰口は言ってはならない」

「常に感謝の心を持たなければならない」等々、

そんな「・・・なければならない」の積み重ねが、
きっと、他人への不満に拍車をかけるのでしょう。

おかしなもので、マナーやらモラルなどを学んだり、
精神世界や自己啓発本などを読めば読むほどに、
なおさら人に対してのイライラがつのるばかりです。

本来、それらの勉強というものは
「人に対して寛容になるため」の学びである筈が、

知らず知らずの内に、巧妙な罠にはまり、
自分が学んだことを、人に強要してしまうといった
間違った方向に向かう危険性があるんですね。

人は完璧になどなれる筈がありませんから、
常に欠点や弱さがつきまとうものです。

だからこそ、学ぶということは
その弱点に「気付く」ことなのだと思うのです。

「知る」ということは自分のためであり、
決して他人を変えるためのものでも
強要するものではない筈です。

他人に対して気になる部分を見る時には、
イライラさせる相手に照準を定めるのではなく、

自分自身の内にある「それを許せない」とする
心の未熟さに気付き、それを「治める」ことが、
本来もっとも必要なことなのではないのか?

なんて・・・

偉そうなことを書きながら、
まだまだ、未熟さの固まりのような気がするオヤジです。