スマホのルール

「最近は仕事中にスマホをいじったり、会議中でも平気で携帯の着信音を鳴らしたり、掛かって来た電話を平気で受ける社員が居て、いったいナニを考えてるのか解らない」と、ある会社の経営陣が嘆きます。


確かに以前はオフィス内や、まして会議中など、携帯の着信をバイブにするとか、オフにするというのが常識だったのですが、
現在では、携帯はプライベートだけではなく、お客様との連絡手段となっていることも多く、ビジネスとプライベートとの区別がつかなくなっているのが現状です。


確かに経営陣が嘆くように、それが果たして仕事に必要な電話なのか?ということは、私には知る由もありませんが、
業務中に携帯やスマホの使用を、どう制限するのかということは難しい問題です。

「業務中の携帯使用は禁止するのが常識でしょう」とおっしゃる方もいれば、

「今はそんなことを言う時代じゃないでしょう」と笑われる方もいらっしゃいます。

私が思うには、こんな時代だからこそ、モバイル機器の使用を制限するのではなく、それを有効に使用するためのルールを、職場内で決めてはどうだろうかと思います。

事務系の社員にとってみれば、仕事上携帯がそれほど必要ではないでしょうが、外回りの営業マンなどにとっては、お客様とので連絡手段として不可欠なものです。

ですから、ルールづくりというものは、上からの画一的な業務命令ではなく、社員同士が相互間で適切な使用方法を話し合い、互いに納得のいくルールを決めるのがもっとも理想的ではないかと感じます。

通常は「みんなが使ってるんだから、私もいいか」という程度のレベルでみんなが使ってる訳ですから、真剣に「携帯やスマホが必要なシーンとは?」ということを社員同士が話し合うことで、社内での適切な使用ルールが決定する筈です。


アレが悪い、コレが悪いと叱るのではなく、適切なルールを自ら決めさせることが、一番の解決策だと思うオヤジなのでした。