ヒツジ

世の中には「こうであるべき」ということに

がんじがらめになっている人が

やけに多いように思えます。


「人としてどう生きるべきか?」

「夫として、妻としてどうあるべきか?」

「父親として、母親としてどうあるべきか?」

「男として、女としてどうあるべきか?」


その他諸々の「どうあるべきか?」ということ。

本来、すべては自分自身が決めることなのですが、

多くの人は世間の標準である「べき」という定義に

自分を当てはめようとしてしまいます。

十人十色と言いますが、

すべての人のあるべき姿は違って同然のこと。

無理に世の中の基準を満たそうとする

つまらない努力から解放されれば楽な筈なのに、

きっと自ら「標準」であることが

群れの中に生活するヒツジにとっては

ある種の安心感を覚えるのでしょうね。


せめて、自分自身の生き方くらい

他人の真似をしなくてもいいんじゃないかと思う

困ったオオカミ気質のオヤジなのです ^ ^