口下手

昨夜遊びにきてくれた友人が、

「話し上手になるにはどうすればいいのか?」

なんてことを言い出しました。

そう言われてみれば、

この友人・・・・・確かに口下手です ^ ^

背の中には話し上手の方がいらっしゃれば、

一方で、口下手な方もいらっしゃいます。

話すということは「伝える」ということですから

上手に話すということは必要なのでしょうが、

「話し上手」より「口下手」の人の方が

意外に好かれることがあるんですよね 。

それはいったい何故でしょうか?

きっと、話すということには

「伝える」ということと「届く」という

二つの要素があるからではないのかな?

なんて思います。

話すということは「伝える」ということですが、

それが相手に「届く」かどうかは別の問題です。

「人と人のあいだには川があるんだ」と想像すれば、

その川を隔てた人にメッセージを伝えるためには

橋を架けなければ届けられません。

橋とは、すなわち感情です。

しかし・・・橋を架けるためには

相手の承諾も必要となる訳で、

一方的に橋を架けようとすれば、

相手に拒否される場合もあるのです。

話し上手の方は、この橋の掛け方が

とても上手で早いため

相手は自分の意思と関係なく橋を架けられたことに

あとで気付くことになるのですが、

一方で、口下手な人の場合は

なかなか橋を架けることができないため、

逆にそれを気遣う相手が、

向こうから橋を架けて下さることになるのです。

相手から橋を架けて下さるということは、

おのずと「聞く耳」を持っているということなので

口下手な方の話は、上手下手ではなく

その朴訥なキャラクターごと

相手が受け入れて下さるという結果になり、

懸命に話す姿勢が、逆に好印象をもたらすという

結果になるのではないのでしょうか? 

そんなことを思いながら、

「オマエは口下手のままがいいと思うよ♪」

なんて、友人に笑ってしまった

昨夜の無責任オヤジでした ^ ^