子どもの躾について

「ウチの子は行儀が悪くて・・・」と
嘆く親御さんがいらっしゃいますが、

本来、行儀の良い子供など存在する筈も無く、
親の身勝手な行儀を強制される子供の方が
被害者のように感じることもしばしばです。

子供の行儀や躾のことは専門家ではないので
偉そうなことは言えませんが、

実際のところ、親自身の礼儀やマナーによって
子供の行儀は自然に身に付く筈だと思います。

裏を返せば、
「子供が親以上に行儀良くなる訳がない」
というの私の正直な気持ちでしょうか。

もちろん、子供が成長する過程において、
自分自身で礼儀やマナーを学びながら、
魅力的な人間になっていくことは可能ですが、

幼い頃においては、両親というものが
子供にとって唯一のお手本です。

ところが、そのお手本であるべき両親の
礼儀やマナーはどうなのだろう?と、
ふと疑問に感じることがあります。

「子供は親の背中を見て育つ」と言われますが、
確かにそれは事実のようです。

子供に礼儀を躾けたいと思うのなら、
まず、親が自身の礼儀を正す必要がありそうです。

そして同時に、他人に対してだけではなく
我が子に対しても姿勢を正すべきでしょう。

子供にぞんざいな態度で接すれば
子供は他者に対して、必ず同じ対応をするのです。

「我が子だから」ではなく「我が子だからこそ」
他の誰よりも丁寧な扱いが必要なのだと思います。

子供を「躾ける」のではなく、
子供が「見習う」手本となる親になるのが

まず先決なのではないだろうかと感じる、
今朝のオヤジなのでした。