夫婦喧嘩

いきなりこんなことを言って恐縮ですが、

私ども夫婦は大変仲良しです。

アハハ、朝から何を馬鹿なこと言ってんだか ^ ^;;

親しい友人達からは「お前ら仲がいいなぁ!!」

とからかわれながら、

時折「喧嘩はしないのか?」と尋ねられます。

人それぞれに価値観が違うのですから

考え方や意見が違うのは当たり前のことであり、

まったくの他人や利害関係のある間柄で無い限り、

どんな人間同士でも必ず衝突は起こります。

まして夫婦なんて一緒に暮らしてるんですから

喧嘩しない方がおかしいくらいじゃないのかな。

という訳ですから

私ども夫婦だって喧嘩なんて日常茶飯事で、

何ら友人たち夫婦と変わりませんが

ただ、喧嘩はするものの

長くても5分程度で終わってしまいます。

何故、5分で終わるのか?って言うと、

どちらかが途中で必ず「謝る」からなんです。

喧嘩なんて所詮つまらないプライドの

ぶつかり合いみたいなものですから

実際は喧嘩の最中に

「オット・・・自分の誤解だったかも?」とか、

「ちょっと言い過ぎちゃったなぁ・・・」

「この喧嘩、どうやって納めればいいんだ?」

なんて思いを感じてる筈なんですよね。

だから、一旦喧嘩が始まっちゃったら

もうしょうがないんだけど、

興奮が少しでも治まってきたら

無理矢理にでも謝るのを習慣にしちゃうこと。

これが大切なんだと思います。

ウチの夫婦なんて、いつの間にやら

「謝ったもん勝ち」みたいな雰囲気になっちゃってて、

先に謝られた方が「イヤイヤ、こっちこそゴメンね」

って、余計に謝らなくてはならないので、

どうせ謝るのなら先に謝ってしまおうって感じです。

マッ、実際は勝ち負けじゃないんですけどね ^ ^

喧嘩の最中は興奮してますから

相手の気持ちを考えもしませんが、

謝りながら互いの気持ちを冷静に伝え合うと、

腹を立てていた原因が、情けないくらいに

互いの誤解であったことに気付くのです。

自分から謝るってことは、

決して負けることじゃないんですよね。

つまらないプライドにしばられて

謝れないのは大人になりきれてないってこと。

人間関係なんて「謝り競争」だと思えるくらいで

ちょうど上手くいくんじゃないのかな?

なんてふと思った、今朝のオヤジです ^ ^

お客様は神様

仕事先の若い男性と昼食を共にしました。

お昼時だったので、小さな定食屋さんは満席で

注文の品がなかなかテーブルに届きません。

相方の若者は次第にイライラし始めてしまい、

店内を忙しく駆け回るウエイトレスさんに

湯飲みを振ってお茶の催促をしながら

「・・・ったく、手際が悪い店ですねぇ」

と文句を言い出しました。

「ハ~イ!!」と答えたまま

なかなかお茶を持って来ない彼女に

更に腹を立てたのでしょう、

「こういう店っていうのは

従業員教育なんてしないんでしょうね」

普通、お客様は神様だと教育されますよねぇ」と

私に腹立たしそうに言うので、

「アハハ・・・確かに、客は神様だって言うよなぁ」

と笑いながら、

「ん・・・? ということは、

今はオレたちが神様だろう?」と尋ねると

「ですよねぇ!」と、得意げに答えた若者に、

「じゃあ、オレたちゃ神様なんだから

こんなことくらい許してやろうぜ」と笑ったら、

「あ・・・・・・ハイ」と、

彼は照れくさそうに笑いました。


なにか気に入らないことがあった時は、

「神様ならどうするんだろう?」と

考えてみたらいかがでしょう?

大抵のことなら笑って許せる筈だと思う

オヤジなのでした ^ ^

イエス・・・アンド

「あの人には何を言っても仕方ないですから」

あるショップのスタッフたちが、

リーダーに関して語った言葉です。


確かにそういう人って存在しますから

あえて否定はしませんが、

果たして「何を言っても・・・」という時、

どんな感じで言っているんでしょうね?


ひょっとしたら、相手に対して

「批判的」ではありませんか?

「攻撃的」ではありませんか?

「自分目線」で言ってませんか?


人に意見を言う時に効果的だと言われるのが

「イエス・・・バット」の方法です。

まず相手の意見を肯定してから

自分の意見を述べる方法ですね。

ところが・・・

実はこの方法にも欠点があって、

よほど上手に自分の意見を述べなければ、

批判的に聞こえてしまう場合が多いのです。


だから、下手に使うと

相手はさらに頑なになってしまいます。


そこで、私がお勧めしたいのが

「イエス・・・アンド」の方法です。

「それはいいですねぇ!! 

じゃあ、こういうのも一緒にどうでしょう」と

まず肯定してから、自分の意見を上乗せするのです。

言われた方は自分の意見を肯定されているため、

その後は、相手の意見を聞く耳を持てるのです。



自分の意見を言う場合は、

実は「何を言うのか」ということよりも、

相手に「どう聞こえるのか?」ということが

コミュニケーションでは重要なことなのです。

批判的でなく・・・攻撃的でもなく、

自分の意見の上乗せと感じさせることができれば

人はすんなりと受け入れるものです。


手強い相手には「イエス・・・アンド・・・」

という方法を使ってみてはいかがかな?

なんて思ったオヤジなのでした。