昨夜、ある禅宗の老師の著書を読みました。
何か悪いことをしたために、
自分自身に災難が起こることを
「自業自得」というのはご存知の通りです。
この「自業自得」とは、悪い結果を振り返って
反省の意味で使う言葉のように捉えがちですが、
実は、何かをして良い結果を得た時にも
「自業自得」と言うんですね。
昨夜学んだことなのですが・・・
自分がなにか行ったことに対して、
他人に良いことが起こることを
「自業他得」といい
逆に、他人が何かして下さったことで
自分に良いことが起こることを
「他業自得」というらしいのです。
何をして下さったのかは解らないまでも、
目に見えない人様の力に感謝することこそが
「おかげさまで・・・」ということなんですよね。
このように、自分や人様の行いが
目に見えない網の目のように絡み合って、
互いに影響を与え続けることを想像すると、
自分のまわりの皆様のおかげで
「他業自得」をいただいていることを感謝して
私も「自業他得」をまき散らして行かなければと、
ふと思ったオヤジなのでした。