「男子三日会わざれば刮目して見よ」という
ことわざをご存知だと思います。
日々頑張って精進している人というものは、
三日も経てば大きく成長している筈だから
心して見るようにといった意味だと思います。
僅か三日とまでは言いませんが、
人というものは数ヶ月会わなければ
新たな目で見る必要があるものだと思います。
私達は自分が知る過去の尺度でしか
他者を判断しないものですが、
善くも悪くも「人は刻々と変化する」という
認識を常に持つことが必要な気がします。
私は過去を知ることによって
その人の判断材料にすることはありませんし、
過去というものは、現在の人格を形成するために
必ず必要があったものだと認識しています。
「あの人はこういう人だから」
「以前、こんなことをしたから」と
人が過去に犯した過ちを評価する人々が
なんと多いものかと嘆かわしく思います。
きっと、そんなことをおっしゃる人の多くは、
「自分が成長しない人」であるがゆえに、
他者が成長することも知らない人なのでしょう。
アイルランド出身の劇作家であり音楽評論家、
そしてノーベル文学賞も受賞した
ジョージ・バーナード・ショーも、
こんなことを言っています。
「もののわかった人間は、私の仕立屋さんだ」
「彼は、私に会う度に
いつも寸法を測り直してくれる。
他の人々は古い寸法でしか、私を判断しない」
他者やものごとに対しては敬意を持ちながら
常に新鮮な目で見つめる必要があるのでは?
と感じる、今朝のオヤジです。