昨夜、若い方達の勉強会に呼んでいただき、楽しい時間を過ごしましたが、
その中でこんな質問をいただきました。
「気づきってなんですか?」
う〜ん・・・「なんですか?」と問われてもね、
「きっと、なにかに気付くことなんでしょう」
アハハ・・・冗談です。
もちろん「気づき」とは「なにかに気付く」ことなんですが、
本当の気づきとは、とても深いところにあるんです。
本を読んだり、人との会話の中で何かを学び、それによって色んなことに気付くことはありますが、
本当の気づきには自分自身の体感が必要不可欠なんです。
自分自身がそれまで知らなかった事を知った時、
「オオーッ!! そういうことだったんかぁ!!」と、納得する瞬間がありますね。
体感という「思考の外側」で突然理解できることを「腑に落ちる」と言うんですが、
これがないと、解ったような気がするだけで、知識としては蓄積できますが自分のものではありません。
腑に落ちるっていうのは、もう「身体ごとわかった!!」って感じなんですよね。
この気づきを体感してしまうと100%自分の中に納まるので、気づいた内容すら忘れてしまうんです。
それが自分の中で当たり前の事ものになってしまうから、気付いたという意識さえも消えて無くなっちゃうんです。
こうしてしっかりと「腑に落とした気づき」は、心に吸収され蓄積していくので、
いつの間にか、完全に自分自身の実となったものが、必要な時に自然と目覚めるものなのです。