iPhoneが居ない・・・

どこかで一目見たような気がするものの

しばらく自分のiPhoneの顔を見ておりません。


最後に会ったのは確か昨日の夕方で、

それからは家を出掛けていないので

ヤツは必ず自宅に居る筈なのですが、

どういう訳かどこにも見当たりません。

いったい何処で油を売ってるんだ?と思いながら、

念のため車内まで探しまくってみましたが、

悪いことにバイブに設定しているため、

呼び出し音も聞こえなくて見つかりません。


とはいうものの・・・

ヤツの行方不明に気付いたのが昼過ぎですから

オッサンの半日にも渡る放置プレイに機嫌を悪くして

隠れてしまったのではと心配しております。


もし昨夜から電話やメールをいただいた方には

ただいまiPhoneの捜索中ですので、

この場をお借りしてお詫びしておきます。

そのうち戻って来るだろうとは思っておりますが、

もし何処かでヤツを見かけられた節は、

「オッサンが心配してるから帰ってやんなさいよ」と

一声掛けてやってくださいまし ^ ^

ここだけの話

「実はここだけの話しなんですけど」と
前置きをされた上で聞くお話がありますが、
実際に「ここだけの話」だったのか?と
疑いかねないことばかりで困ったものです。

先日も、ある仕事がらみの方と二人で
お茶してる最中に、
「ここだけの話」が登場したのです。

話の内容についてはさすがに言えませんが、
相手の方から「あなたを信用してお話しますが」
という前置きで聞かされた話は、
確かにその方しか知り得ない重大な情報でした。

とは言っても、私は弁護士でもないので
守秘義務も持ち合わせませんし、
だいいち、勝手に信用してもらっても困るので、
私がその話を誰かにしたところで
私が咎められる筋合いのものでもありません。

とは言うものの、一応は大人として
言って良いこと悪いことの区別というものは
なんとか持ち合わせているつもりなので、
自分の胸の内だけに留めておくつもりでした。

ところが、その話を聞いてから二週間後の昨夜、
仕事仲間との打ち合わせ兼飲み会の席に着くと、
例の「ここだけの話」で盛り上がってる始末。

私が聞いた話よりも更に詳細な内容を知る者たちに、
「葛西さんが知らなかったとは驚きですね」と
散々突っ込まれながらも、

一応は直接話を伺った方への義理立てとして
知らなかったフリをしてしまったものの、
なんともお粗末な内緒話なものだと
苦笑いをしてしまった次第です。


実は「ここだけの話」というものには
二面性があるように思われます。

「あなたを信頼しているからこそ、
他の人には話せない秘密を話します。
だから、人には絶対に話さないで下さいね」
ということが本来の意味ではあるものの、

人というものは、自分が知り得た情報に
秘密性があればあるほど、
誰かに自慢げに話したいという欲求が強くなるという
困った性質を持つ生き物なのです。

ということは、逆に言えば
ある情報を広めようと思った時には、
「ここだけの話」として誰かに話すことが
より素早い拡散効果をもたらすとも言えるのです。

いい加減さでは他の追従を許さないオヤジではあるものの、
「内緒話」をホイホイと喋ることだけは
良しとしない馬鹿正直なオッサンなものですから、

拡散効果を求めて私に情報提供されたとあれば、
ちょいと情けない気がしてしまいます。

もし私に内緒話を広めてもらおうとお考えである場合は、
残念ながら私のところでストップしてしまいますので
どうか悪しからず。

「内緒にして下さい」と言われたことを
誰が喋ってやるものか・・・と、

意味も無くムキになってる今日のオヤジです ^ ^

「アイツは使えない」は諸刃の剣

あるクライアントの会社で

打ち合わせをしていた際の出来事です。

担当者の若者が席を立った際に、

「・・・ったく、使えないヤツでして」と

上司の方がおっしゃいましたが、

いったい、どういう意味で出た言葉なのかな?

と、ふと疑問に感じてしまいました。


私に対しての申し訳なさから発せられ

ある種の「社交辞令」であるならば、

その気持ちは有り難いものでありますが、

本心でおっしゃっているのなら、

それは問題発言ではないのかな?と

思ってしまったのです。


いろんな言い方はありますが、

誰かのことを「アイツは使えない」という

類いの言葉として発する場合、

その多くは

「自分にはあの人を使いこなすだけの能力がない」

と白状してることと

なんら変わりがないような気がします。


自分の思い通りに他人が動く筈もありませんが、

しかしながら、職場ではそれをある程度は

動くように仕向ける能力が問われるのが現実です。

そんな場合に出て来る言葉が

「アイツは使えない」なんですが・・・

その言葉って「諸刃の剣」じゃないのかな?

なんて思ってしまうのです。



実際のところ「使えない」んじゃなくて

そう言う方に限って「使いこなせていない」

というのが、正直な感想です。

他人を「使う」という気持ちがある限り、

決して動かせるものではありません。

社内はもちろん、世間での肩書きを外せば

みんなタダの「個人」です。

常に自分の立場や肩書きに依存なさってる方は、

それを外して「個」として誰かと対峙した場合に、

往々にして無力であるという方が

多いように見受けられます。



上司であれ部下であれ、お互い人間同士です。

社内では、それをうっかり忘れがちになりますが、

上下関係を外した「個」としての人間関係、

人と人としてのコミュニケーションを

いかに上手くとれるのかが、

「人を動かす」のではなく、

「人が動くように仕向ける」


という能力なんじゃないのかな?

そんなことを、ふと思ったオヤジなのでした。