物々交換

人生はある意味

「物々交換広場」のイベントに

参加してるようなものだと

思えばいいような気がします。


なにかをひとつ手に入れようと思ったら、

今、自分の持ってる物を

ひとつ手放さなくてはならない。

それなのに、手に入れようとばかりするから

結局は何一つ手に出来ないまま、

イベント終了を迎えてしまう。

自分がどうしても残しておきたいもの・・・

そして、捨ててもいいものをちゃんと整理して

不要だと思うものを、

今まで持てなかった素敵な人生へのチケットと

交換してみるのもいいんじゃないのかなぁ・・・

なんて思ってしまいます。

謙虚であること

「謙虚である」ということは素晴らしい。

これは誰もが認めることだと思います。

しかし、これが難しいもので

「言うは易く、行うは難し」なんですよね。

「私は謙虚です」なんて人が居たらどうでしょう?

そんなことを言う人が謙虚である筈もなく、

謙虚の大切さを口にすること自体に

その人の高慢さが見え隠れするものですから、

いやはや困ったものです・・・。

こんなことを偉そうに言いだす私だって然りで、

謙虚さのかけらもないヤツなのですから

まったく困ったオヤジです。

人が「謙虚であれ」という言葉を口にするのは、

「そうでありたい」との願望があるからであり、

すでに謙虚な方からそんな言葉は

きっと発せられる筈もないことでしょう。


思うに、謙虚な人とは

精神的な許容範囲がとても広い人のような気がします。

言い換えれば「他者を赦すことができる人」ではないか?と。


他者との関わりの中で、

考え方や意見が食い違うことを容認しながら

逆にそれを受け入れることで

違いを楽しむことさえできる人。


「人は人、自分は自分」なんて言い方をすると、

つい、個人主義とか利己主義だと捉えがちですが、

違う言い方をすれば

「あなたは、あなたのままでいいですから、

私も、私のままで許してくださいね」ということ。

それが謙虚な人のベースにあるんじゃないのかな?

なんて想像してしまいます。

というわけで・・・

「謙虚であること」というのは、

他人を認め・・・自分をも卑下しない

戦わずして王道を歩む人の姿勢なのではないかと

ふと考えてしまった、今朝のオヤジなのでした。